大分県日田市友田町にある当寺は、後醍醐天皇の勅願寺で、康永二年(1343)の開山と
伝えられる。江戸時代初期には、方広寺大仏の鐘銘の作者清韓長老がこの地に左遷され住職
となっている。
当地は、元和二年石川氏、天和三年松平氏、貞享三年以降幕府領となっている。寛文十二
年(1672)には朱印領三十石を拝領した。十八世紀後半の寛文〜延宝年間に、二十五代住職
玉翁宗 のとき妙心寺派となる。
東照宮勧請の年代は明らかではないが、延宝年間ごろと言われている。社殿は、素木造・入
母屋・向拝付・一間半の二間で、石造の鳥居も現存している。
(家康公と全国の東照宮 高藤晴俊 著より) |