寺 名 | 金 地 院 | 境内 | |
住 所 | 京都府京都市左京区南禅寺福地町86-12 | ||
宗 派 | 山 号 | 院 号 | 寺 号 |
臨済宗南禅寺派 | |||
縁 起 ・ 沿 革 | |||
金地院は応永年間に大業和尚が足利義持の帰依を得て北山に開創した禅寺である慶長の初め崇伝長老が南禅寺塔頭に移建して現在に至る本尊には地蔵菩薩を奉安す。金地院崇伝は徳川家康に近侍し、天海僧正と共に幕議に参画し自らは天下僧録司として社寺の事を掌り、寺門繁興、威勢頗る盛大であった。世に寺大名と称したのは金地院の別称である。また、崇伝長老は「黒衣の宰相」とも呼ばれ畏怖尊敬を一身に集めた名僧で寛永三年、後水尾天皇から円照本光国師の号を賜った。 崇伝長老が徳川家康の遺嘱に依り、家康の遺髪と念持仏とを奉載して寛永五年造営したものである。創建当初は諸堂完備し輪奐の結構さは日光東照宮に比すべきものであったと云う。現存の拝殿・石ノ間・本殿等は京都に遺る唯一の権現造り様式である。拝殿天井の鳴龍は狩野探幽の筆であり歌は青蓮院宮尊純法親王の御筆跡である。(由緒書より) |