寺 名 龍 華 院
住 所 静岡県掛川市掛川1104
宗  派 山  号 院  号 寺  号
天台宗  天王山 龍華院
てんのうざん りゅうげいん
 縁  起 ・ 沿  革
 この霊屋は、明暦二年(1656)掛川藩主北条氏重が幕府に願い出て、徳川三代将軍家光(諡号大猷院)の霊牌を祀るために建てたものである。
 当時の建物は、文化十五年(1818)三月火災により失われ、文政五年(1822)当時の藩主太田資始により再建された。現在屋根は瓦葺であるが、再建時は柿葺であった。内部には春日厨子があり、霊牌を祀る。昭和二十九年(1954)一月三十日、春日厨子を含め、静岡県文化財に指定された。
 霊屋は嗣子のない氏重が断絶の打開策として建立したといわれるが、万治元年(1658)十月氏重の死去に伴い、家は断絶、領地は没収しなった。
 霊屋が建つ地には、戦国時代の明応六年(1497)から文亀元年
(1501)ごろ駿河の守護大名今川氏親が遠江支配の拠点として重臣朝比奈泰熙に命じて築かせた掛川古城の本曲輪があった。
(案内板より)

戻る